トラベルローンを使って旅行費用を確保する場合には、旅行までの時間や年齢によって自分に合ったローンは変わってきます。
トラベルローンは旅行会社だけが出しているものではなく、金融機関でも旅行資金確保のためのローンを用意しています。
- 「できるだけ金利を抑えて、旅行費用を確保したい」
- 「旅行出発まで時間がないからすぐに現金を確保できるローンが良い」
- 「学生でも審査が通るローンはあるだろうか」
本記事では上記の様な悩みを解決できるように、条件別におすすめのトラベルローンを3種類ずつご紹介しています。
加えてトラベルローンの基本的な概要とメリット、デメリットやトラベルローンの選び方、トラベルローン以外での旅行費用の確保方法もご紹介しています。
旅行出発までに資金を確保したいと悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考にして自分に合った旅行費用の確保方法を見つけてください。
この記事で分かること
- トラベルローンとは旅行費用専用のローン
- トラベルローン以外で旅行費用に充てられるローンはフリーローンなど2点
- 自分に合ったローンを決めるには金利や条件を考慮して選択するのが重要
- 旅行出発まで時間がない人向けのおすすめローンはプロミスなど3社
- 金利を抑えたい人向けのおすすめローンは住信SBIネット銀行多目的ローンなど3社
- 学生におすすめのローンはアコムなど3社
- クレジットカードを所持しているならば分割払いやリボ払いで支払うのも有効な手段
最初に、トラベルローンの概要とメリット、デメリットをご紹介していきます。
トラベルローンとは旅行費用専用のローン
トラベルローンとは、旅行会社や金融機関が旅行費用が足りない人のために資金の融資を受けられるローンのことです。
旅行資金は、旅行が終了した後に分割して支払い可能なため、旅行出発までに資金の確保が難しい人に推奨できます。
しかし、使途の範囲が狭く旅行資金の全てをトラベルローンで賄えるわけではありません。
そのため、以下でトラベルローンの特徴を解説していきます。
トラベルローンの金利は11%前後
トラベルローンの金利は各旅行会社や金融機関によっても異なりますが、約11%です。
アコムなどの貸金業者が扱っているカードローン金利の約15%〜約18%と比較すると、金利が低く設定されています。
銀行が扱っているカードローンにしても約14%〜約15%のため、旅行資金だけを確保したいのであれば、トラベルローンの方が利息を抑えられ有利といえます。
トラベルローンで確保できる資金は宿泊代と往復交通費
トラベルローンで確保できる資金は、会社にもよりますが、宿泊費と往復の交通費となっています。
そのため、現地での飲食代やアクティビティ代、お土産代といった資金は別途用意する必要があります。
楽天トラベルの資金使途
旅行に関する費用(国内、海外旅行に伴う諸費用)、交通機関に関わる費用、宿泊費用、パック旅行費用
引用:楽天トラベル
資金使途が狭くはっきりしている分、返済計画の見通しが立つため、金利を低く設定してくれている側面があります。
トラベルローンは、現地の費用は事前に用意できるために宿泊費と交通費だけローンで賄いたい、そういった人向きの商品といえるでしょう。
審査時間はカードローンよりも長い
トラベルローンはカードローンに比べて金利が低いメリットがある一方で、審査時間が長いというデメリットもあります。
トラベルローン | カードローン (貸金業者) | カードローン (銀行) | |
---|---|---|---|
審査時間 | 約1週間〜約2週間 | 約20分〜約30分 | 翌日〜1週間以内 |
上記の表を見ても、トラベルローンは最も審査時間が長くなっています。
トラベルローンは、基本的に旅行出発前の1週間前までが申込み期限となっています。
旅行直前の資金確保の方法としては、向いていません。
もし、旅行直前に資金が必要になった場合には、審査時間の早いアコムやアイフルなどの貸金業者系カードローンを検討すると良いでしょう。
カードローンに比べ提出書類が多い
トラベルローンは、カードローンと比較すると手続き書類も多く、融資完了後にも提出しなければいけない書類がある点もデメリットとなります。
例えば、楽天トラベルローンの場合に提出する書類は、以下の通りです。
- 本人確認書類
- 収入証明書
- 資金使途確認書類
- (融資実行後)支払済確認書類
カードローンの提出書類が本人確認書類のみ(50万円以上の借り入れの場合は収入証明書も必要)で済ませられ、比べるとトラベルローンは提出書類が多いのが分かります。
さらに融資した金額と支払済確認書類の金額が違った場合には、別の金利の高いローンに変更されるか、差額分の返金を求められます。
期限内にご提出いただけなかった場合や支払済確認書類と融資実行額が異なる場合、他のローンとして審査し、当行が決定した金利に変更させていただくか、差額分のご返金をお願いさせていただく場合がございます。
引用:楽天トラベルローン
そのため融資後に旅行代の一部をキャンセルして現地のお土産代や飲食代に充ててしまうと、金利の高いローンに変更されるか、返金を求められてしまう点に注意しましょう。
トラベルローンは金利も低く、旅行代金が足りない場合の選択肢としてかなりの有力候補といえますが、旅行代金の確保ができるローンは他にもあります。
トラベルローン以外で旅行費用に充てられるローンはフリーローンなど2点
旅行資金の確保ができるローンは、以下の2点です。
- フリーローン
- カードローン
上記2つのローンは、使用使途が限定されていない分、トラベルローンでは利用範囲外だった費用にも資金を充てられます。
フリーローンとカードローンは、使用使途が限定されていない点は同様ですが、異なる点もあります。
使用使途が限定されないフリーローン
フリーローンは、使途が限定されず幅広い利用目的で使えるローンです。
カードローンと違い、一括でまとまった金額を借り入れをするタイプのローンであり、追加借り入れはできず再審査が必要となります。
つまり、何に使うか決めてから申込みを行って融資を受ける形のローンとなります。
トラベルローンとの違いは、使い道は宿泊代金や交通費に限られないという点です。
現地でのアクティビティ代や旅行のために購入した品物の料金などもローン費用も含めて申込みができます。
さらに、資金の使途が確認可能な書類を用意すると、低い金利で借り入れができます。
使途確認書類が用意可能ならば金利の低いローンで旅行費用を確保できる
使い道が確認できる書類を用意できる場合には、より金利の低い多目的ローンの利用が可能です。
約3%〜約5%で利用できる場合が多く、カードローンを利用するよりも大幅に金利を下げられます。
さらに、変動金利と固定金利が用意されており、好きな方から選択可能です。
特に変動金利型は、固定金利より金利が低く設定されている場合が多く、金利を抑えたい時に推奨できます。
よく「ライフサポートローン」といった商品名の場合が多いため、気になる人は一度検索してみてください。
参照:ライフサポートローン(多目的ローン)|横浜銀行なら生活のさまざまなシーンでご利用可能
限度額内で自由に借り入れ可能なカードローン
カードローンは、使い道が自由なローンであり、なおかつ使い道を決めずに借り入れが可能です。
つまり、一度審査が通ったら限度額の範囲内で好きな時間にいつでも借り入れが可能となります。
提出書類も基本的に本人確認書類だけで済み、使い道が記載された書類の提出は必要ありません。
審査時間も早く、アコムなどの貸金業者系カードローンであれば、早くて約30分〜約40分で審査が完了します。
旅行出発まで時間がない時や、現地で足りない資金を確保したい場合などにも向いています。
ただし、いつでも借り入れ可能な分、無計画に使いすぎるとすぐに限度額まで使い切ってしまう可能性もあります。
他にも、当初予定していた返済金額よりも大きな金額を返済しないといけなくなるなど、返済計画が崩れてしまう危険性もあります。
カードローンを使う際には、「〇万円まで」と毎月の返済額が負担とならない金額上限を決めて利用すると良いでしょう。
旅行資金に利用できるローンをご紹介してきましたが、自分に合ったローンを決める際には、金利や条件から考えてぴったりのローンを選択するのが大切です。
自分に合ったローンを決めるには金利や条件を考慮して選択するのが重要
自分に合ったローンを選ぶには、出発までの時間や金利、どの範囲までローンで借り入れ可能かを考えてローンを決めていきましょう。
ローンごとに、金利や条件を一覧表にまとめました。
トラベルローン | フリーローン | 多目的ローン (ライフサポートローン) | カードローン | |
---|---|---|---|---|
金利 | 約11% | 約5%〜約17% | 約4%〜約6% (固定金利型) 約3%〜約4% (変動金利型) | 約14%〜約18% (借り入れ金額が大きい場合は金利が金利が低くなる) |
審査時間 | 約1週間〜約2週間 | 約1週間 | 約1週間〜約2週間 | 約30分〜約60分 |
使途範囲 | 旅行代金 往復交通費 パッケージ代 | 自由 | 日常生活全般に利用するもの (使途確認書類が必要) | 自由 |
メリット | ・旅行申込みと同時に申し込める(旅行会社のトラベルローン限定) ・学生でも申込可能なローンが多い | ・トラベルローンでは利用できない資金でもローンで借り入れ可能 ・審査状況によっては金利を抑えて借り入れ可能 | ・金利が低く設定されている | ・即日借り入れも可能 ・現地でもATMなどかいつでも引き出せる ・学生でもアルバイトをしていれば審査が通ることも多い |
デメリット | ・金利は比較的高め ・提出書類が多い ・学生の場合は親権者の同意が必要な場合もある | ・追加で借り入れしたい時は再契約する必要がある ・学生は申込みできないことも多い | ・必要書類が多い ・学生が申込不可の場合もある | ・金利が高い ・必要以上に使いすぎてしまう危険性がある |
向いている人 | ・学生 ・旅行申込みと一緒に申請したい人 | ・安定した収入のある人 ・宿泊代や交通費以外の旅行代金を確保したい人 | ・安定した収入のある人 ・金利をできるだけ抑えて借り入れしたい人 | ・学生 ・旅行出発まで時間がない人 ・現地でも費用を確保したい人 |
上記の表の様にローンには各々特徴があり、時間や自分のステータスごとに適したローンは違います。
例えば、出発時間によって以下のようにローンを決める方法があります。
- 出発までに1ヶ月以上あるならば多目的ローンを利用する
- 出発までに数日しかないならばカードローンを利用する
他にも、現地で資金を調達したいためカードローンを選ぶなど、自分の目的に合わせてローンを選択していきましょう。
そうはいっても、数ある商品の中から自分に合ったローンを探し出すのは困難なため、目的別におすすめのローンをご紹介していきます。
旅行出発まで時間がない人向けのおすすめローンはプロミスなど3社
旅行まで時間がない人におすすめできるローンは、以下の3つです。
- プロミス
- レイク
- 横浜銀行ライフサポートローン
出発が翌日など特に時間がない人は、プロミスやレイクといった消費者金融系のカードローンが推奨できます。
出発まで時間は少ないものの、まだ数日余裕がある人は、金利が抑えらるライフサポートローンが有利です。
出発までの時間に合わせて、選択していきましょう。
最短20分で審査完了のプロミス
プロミスは、最短20分で審査が完了する点が魅力のカードローンです。
金利 | 4.5%〜17.8% |
---|---|
審査時間 | 最短20分 |
申込条件 | 18歳〜74歳安定した収入のある人 |
使用使途 | 自由 |
必要書類 | 本人確認書類収入証明書 (50万円以上の借り入れ又は他社と合わせて100万円以上の借り入れ) |
限度額 | 500万円 |
学生申込 | 〇 |
数あるカードローンの中でも、非常に早い審査時間といえます。
必要書類も50万円以下の借り入れであれば、本人確認書類のみで申請可能です。
そのため、思い立った時にすぐに申し込めるのが魅力と言えます。
また、外出先でも提携ATMや自動契約機から限度額内で自由に借り入れが可能です。
出発前に急遽資金を確保したい人や、現地での資金も確保していきたい人は、即日融資も可能なプロミスを検討してみましょう。
最短25分で審査が完了するレイク
レイクも審査時間の早さが魅力の1つであり、最短25分で審査が完了するカードローンです。
金利 | 4.5%〜18.0% |
---|---|
審査時間 | 最短25分 |
申込条件 | 20歳〜70歳日本居住、永住権取得済みの人 |
使用使途 | 自由 |
必要書類 | 本人確認書類収入証明書 (50万円以上の借り入れ又は他社と合わせて100万円以上の借り入れ) |
限度額 | 500万円 |
学生申込 | 〇 |
レイクの場合は審査の早さも魅力の1つですが、無利息期間が長い点もメリットです。
レイクでは、最大180日の無利息期間が設けてあり、5万円までの借り入れであれば何度でも無利息で借り入れできます。
現地で食事代だけ借り入れしたいなど、少額の借り入れを数回に分けて引き出ししたい人に向いています。
また、WEBから申込みした場合には、借り入れ金額の全額が60日間無利息で利用できます。
早急に旅行代金を確保したい人や、できるだけ金利をかけずに旅行資金を確保したい人は、レイクを検討してみましょう。
参照:【レイク公式】商品概要(貸付条件) | カードローン・キャッシングのレイク
パート・アルバイト・学生でも利用できますか? | お借入れならカードローン・キャッシングのレイク
仮審査結果が最短即日に分かる横浜銀行ライフサポートローン
横浜銀行のライフサポートローンは、仮審査結果が最短翌日に分かります。
金利 | 3.7%〜4.7%(変動金利) |
---|---|
審査時間 | 仮審査最短即日本審査は即日〜3日程度 |
申込条件 | 18歳〜70歳安定した収入のある人 保証会社の保証が受けられる人神奈川、東京、群馬県に居住しているか勤務している人 |
使用使途 | 結婚費用 葬儀・墓石費用 資格取得など自己研鑽費用 ペットに関する費用 医療・美容費用 旅行費用 引っ越し費用 家具・家電購入費用 免許取得費用(本人・家族) その他個人消費資金 |
必要書類 | 本人確認書類 使用使途確認書類 収入証明書(提出以来の合った時のみ) |
限度額 | 500万円 |
学生申込 | × |
旅行出発までの時間がない場合は、審査結果のスピードが重要です。
横浜銀行は最短即日で仮審査結果が分かるため、時間がない時でもおおよその審査結果が分かります。
仮審査通過後、本審査も即日から約3日で審査結果が通知されるのは、銀行系ローンの中でも素早い対応といえます。
また、金利の低さも魅力の1つであり、横浜銀行で取引をしていなくても、最大金利4.7%で利用可能です。
時間がない人だけでなく、金利を抑えたい人にも向いている商品となっています。
ただし、神奈川や東京、群馬県に居住か勤務している人限定のローンです。
上記県内に住んでいる又は、勤務している人は積極的に検討してみてください。
次は、できるだけ金利を抑えて借り入れしたい人におすすめのローンを3つご紹介します。
参照:商品概要説明書|ライフサポートローン(多目的ローン)|横浜銀行
ライフサポートローン(多目的ローン)|横浜銀行なら生活のさまざまなシーンでご利用可能
金利を抑えたい人向けのおすすめローンは住信SBIネット銀行多目的ローンなど3社
できるだけ金利を抑えたい人は、使用用途を確定させて金利を下げる多目的ローンの利用を推奨します。
その中でも、特におすすめは以下の3つのローンです。
- 住信SBIネット銀行多目的ローン
- 十六銀行ライフサポートローン
- みずほ銀行多目的ローン
WEBだけで完結可能なローンもあり、仕事などが忙しくて時間内に来店できない人でも利用できるサービスです。
変動金利や固定金利など金利を選択できるローンもあるため、自分の条件に合った金利を選択していきましょう。
最低金利2.975%の低金利で利用できる住信SBIネット銀行多目的ローン
住信SBIネット銀行の多目的ローンは、最低金利が3%未満で利用可能な金利の低さと、WEB完結で借り入れできる利便性の高さが魅力のローンです。
金利 | 2.975%〜4.975% |
---|---|
審査時間 | 約2週間 |
申込条件 | 20歳〜70歳安定した収入のある人 保証会社の保証が受けられる人代表口座を保有している人(同時申込可能) |
使用使途 | 結婚費用 葬儀・墓石費用 資格取得など自己研鑽費用 旅行費用など |
必要書類 | 本人確認書類 使用使途確認書類 支払先の振込金額、振込先が確認できる書類収入証明書(100万円以上申込みの際) |
限度額 | 1,000万円 |
学生申込 | × |
住信SBIネット銀行で住宅ローンを利用している人は、基準金利から1%金利が引き下がります。
さらに、カードローンか証券口座を保有していると0.5%金利が下がるため、2.975%の金利で利用ができます。
証券口座だけでも保有していると、4.475%まで金利の引き下げが可能です。
上記の条件に当てはまらなくても4.975%と、カードローン金利やトラベルローン金利に比べると低金利で利用できます。
WEB申込みで全て完結可能なため、忙しくて来店時間がない人や金利をかけたくない人にはぴったりのローンといえます。
ただし、融資までには2週間程度の時間がかかるため、余裕を持って申請をしましょう。
参照:多目的ローン | 目的ローン(自動車ローン・教育ローン他) | NEOBANK 住信SBIネット銀行
必要書類 | 多目的ローン | NEOBANK 住信SBIネット銀行
パートやアルバイトでも借り入れ可能な十六銀行ライフサポートローン
十六銀行のライフサポートローンはパートやアルバイトでも借り入れ可能な多目的ローンです。
金利 | 3.475%〜4.975%(変動金利) |
---|---|
審査時間 | 約6営業日 |
申込条件 | 18歳〜75歳安定した収入のある人 保証会社の保証が受けられる人 |
使用使途 | 利用目的が明確な資金使途全般 |
必要書類 | 本人確認書類 使用使途確認書類 収入証明書(申込金額301万円以上) 返済口座の印鑑 |
限度額 | 1,000万円 |
学生申込 | △ |
十六銀行も金利引き下げ制度を採用しており、条件を達成すると3.475%の金利で利用が可能です。
しかし、達成条件が岐阜で勤務している一部の人だけとなるため、条件達成は困難といえます。
基本的には、4.975%の金利が適用されると認識しましょう。
十六銀行では、アルバイトやパート勤務でも申込み可能です。
学生や専業主婦であっても、アルバイトやパートで毎月安定した収入があると審査が通る可能性があるのもメリットといえます。
アルバイト勤務でも金利を抑えて借り入れしたい人は、十六銀行のライフサポートローンの利用を検討するのが良いでしょう。
ただし、このローンは店頭でのみ案内可能なローンです。
岐阜県がメインの銀行にはなりますが、東京や大阪、三重にも支店があります。
店頭に行く時間のある人は、店舗・ATM|十六銀行で検索して来店してみてください。
全国対応している銀行ローンの中では低金利なみずほ銀行多目的ローン
全国に支店がある銀行ローン商品の中で、低金利なローンを希望している場合は、みずほ銀行多目的ローンが推奨です。
金利 | 変動金利:5.875% 固定金利6.75% |
---|---|
審査時間 | 約3日〜約5日 |
申込条件 | 18歳〜66歳安定した収入のある人(年収200万以上) 勤続2年以上の人 保証会社の保証が受けられる人 |
使用使途 | 使い道自由(事業性資金は使用不可能) |
必要書類 | 本人確認書類 使用使途確認書類 収入証明書(50万以上借り入れ希望の人のみ) 印鑑(普通預金取引印) |
限度額 | 300万円 |
学生申込 | × |
みずほ銀行の多目的ローンは変動金利と固定金利に分かれており、変動金利であれば5.875%の金利で利用可能です。
さらに、みずほ銀行でフリーローンの様な証書貸付ローンを利用している又は、過去に利用した人は0.1%金利を引き下げてくれる優遇特典もあります。
他にも、50万円以内の借り入れ希望であれば収入証明書は必要なく、本人確認書類と旅行代金の費用明細があれば申し込み可能です。
WEBからいつでも申込み可能なため、メガバンクのような安定した会社から資金を借りたいと思っている人はぜひ検討してみましょう。
ただし、申込みはWEBからできますが、契約の際には来店か郵送による手続きが必要です。
仕事などで来店時間がない人は、郵送での契約方法にすると良いでしょう。
豆知識:証書貸付ローンとは
証書貸付ローンとは、金融機関側と金銭消費貸借契約を交わして行う融資貸付方法のことです。
つまり、借用書を交わした契約方法であり、1回でまとまった金額を貸付して長期間で返済するフリーローンなどでよく使用されています。
反対にカードローンは証書貸付契約は取らずに、限度額内で自由に貸付を行う契約方法は「限度額方式」と呼ばれています。
今までご紹介してきたローンは金利も低いのが魅力ですが、学生など収入が安定しない人は審査が通らないというデメリットもあります。
そのため、次章では学生でも利用可能なローンを3つご紹介します。
学生におすすめのローンはアコムなど3社
学生の場合には安定した収入がない場合が多いため、審査の通りやすさと学生でも可能と明記しているローンに申込むのが重要です。
学生におすすめのローンは、以下の3社です。
- アコム
- HISトラベルローン
- CBSトラベルローン
学生本人名義でトラベルローンを利用する際には、アルバイトなどで安定した収入がある点が前提となってきます。
学生でアルバイトもしていないという人は、親権者に旅行資金を賄ってもらうか、トラベルローンの名義人になってもらうのが望ましいでしょう。
審査通過率40%学生アルバイトでも審査通過可能性があるアコム
アコムは審査通過率が40%以上あり、アルバイトでも申込み可能なカードローンです。
金利 | 3.0%〜18.0% |
---|---|
審査時間 | 最短30分 |
申込条件 | 20歳以上安定した収入のある人 |
使用使途 | 自由 |
必要書類 | 本人確認書 収入証明書(50万以上借り入れ希望又は他社借り入れと合わせて100万円以上) |
限度額 | 800万円 |
学生申込 | 〇 |
アコムでは、学生やアルバイトでも審査申し込みを受け付けています。
アコムの審査通過率は約40%程で消費者金融系カードローンの中でも、比較的審査通過率が高くなっています。
さらに、利用者の年齢層は6割以上が29歳以下です。
年収の200万円以下でも、カードローンを利用している人が20%以上います。
上記の点から、20歳代の学生で年収が比較的低いアルバイトでも審査に通過する可能性があるという事が分かります。
アルバイトの収入があり、親にバレずに借り入れをしたいという学生の人は、アコムで申し込みをしてみると良いでしょう。
ただし、金利は上限金利18%と比較的高いため、無金利期間内に返済するなど計画的に利用してください。
【アコム公式FAQ】アルバイト(パート)・派遣社員・主婦(主夫)も契約できますか?
2023年5月末 As of May 31, 2023 アコム株式会社 ACOM CO., LTD.
学生優遇金利のあるH.I.Sトラベルローン
H.I.Sトラベルローンは、学生優遇金利のあるトラベルローンです。
金利 | 9.87%〜12.14%(一般金利) 8.98%〜9.35%(学生優遇金利) |
---|---|
審査時間 | 不明 |
申込条件 | 18歳以上(高校生不可) ※未成年・学生は親権者の同意が必要 |
使用使途 | 旅行費用 |
必要書類 | 不明(メールアドレスが必要) |
限度額 | 不明 |
学生申込 | 〇(親権者の同意が必要) |
学生優遇金利は8.98%〜9.35%となっていて、10%を下回る金利で借り入れが可能となっています。
トラベルローン金利は一般的に11%前後であるため、10%以下の金利で借り入れできるのは金利が低くメリットといえます。
申し込み方法は、旅行の申し込みを行う時に同時に担当者に申し出ると、ローンの手続き方法を案内をしてくれます。
しかし、学生は親権者の同意が必要となるため、トラベルローンを利用したい場合には親に相談をした後に申し込みをおこなってください。
参照:H.I.S. トラベルローン 旅行代金を分割払い クレジットカードがなくても分割払いが出来る!
20歳以上であれば親の同意なしで契約可能なCBSトラベルローン
CBSトラベルローンは、学生でも20歳以上であれば親の同意なしで組めるトラベルローンです。
金利 | 非公開 |
---|---|
審査時間 | 旅行出発の8日前 |
申込条件 | ・60歳以下 ・18歳以上で安定収入があり24時間以内に電話連絡が可能な人 ・18歳以上の学生でアルバイト等の収入があり24時間以内に電話連絡が可能な人 ※18歳〜19歳は親権者の同意が必要 |
使用使途 | 旅行費用 |
必要書類 | 不明 |
限度額 | 200万円 |
学生申込 | 〇 |
CBSトラベルローンは、ANAスカイツアーズが行っています。
20歳以上でアルバイト収入があれば、親権者の同意がなくてもローンの申し込みが可能です。
申し込みをしてから24時間以内に電話連絡が可能な点も条件となっているため、申し込み後は電話連絡を逃さないようにしてください。
金利は不明ですが、スカイツアーズ公式サイトに返済シミュレーションがあります。
気になる人は旅行代金を入力して、支払い総額がどのくらいの金額になるか確認してみると良いでしょう。
ここまでは、旅行資金をローンで確保する方法と商品をご紹介しましたが、旅行資金を分割で支払う方法はローンだけではありません。
クレジットカードを所持しているならば分割払いやリボ払いで支払うのも有効な手段
クレジットカードを所持している場合には、クレジットカードの機能を利用して旅行代金を分割で支払う方法も可能です。
- 分割払い
- リボ払い
上記2つの機能はすでに契約しているクレジットカードに付与されているため、新たに契約をするといった手続き不要で利用できます。
クレジットカードの分割払いで3回〜24回程度での分割払いが可能
クレジットカードの分割払い機能を使って、旅行資金を何回かに分けて分割で支払えます。
分割回数はクレジットカード会社によって変わりますが、最大24回払いまでという所が多いです。
カードローンやフリーローンの返済回数に比べると短いという点はありますが、旅行資金が比較的少額で短い分割回数でも十分に支払える場合には、とても便利といえます。
分割払いにする方法も、支払い時に「分割払いで」と申し出ると、分割払いの手続きは完了します。
書類提出や審査も必要もなく便利なクレジットカードの分割払いですが、デメリットも存在します。
金利は比較的高め
クレジットカードの分割払いも、3回以上の分割払いで金利が発生します。
代表的な分割払い金利一覧は、以下の通りです。
3回払い | 10回払い | 15回払い | 24回払い | |
---|---|---|---|---|
三井住友カード | 12% | 14.25% | 14.75% | 14.75% |
UCカード | 10.25% | 12.25% | 12.5% | 12.75% |
三菱UFJニコスMUFGカード | 12.25% | 14.5% | 15% | 15% |
イオンカード | 10.5% | 12.04% | 12.31% | 12.42% |
トラベルローンや多目的ローンと比較すると、金利は高めといえます。
金利を抑えたい人は、金利を抑えたい人向けのおすすめローンは住信SBIネット銀行多目的ローンなど3社でご紹介した多目的ローンを利用すると良いでしょう。
他にも分割払いはショッピング枠を利用するため、旅行代金が高額の場合クレジットカードの利用限度額が満額となり、現地でクレジットカードが利用できなくなる可能性もあります。
クレジットカードは現地で使用したいと思っている人は、分割払いは控えると良いでしょう。
参照:分割払い・あとから分割|クレジットカードの三井住友VISAカード
毎月一定金額で旅行資金を返済したい場合はリボ払いが有効
クレジットカードにはリボ払いという機能もあり、返済金額を一定にしたい場合にとても有効です。
リボ払いとは、支払いを回数ではなく金額で分割したものです。
設定した金額を毎月支払う方式であり、返済金額の負担を分散させられます。
いったん一括払いで手続きをしてしまった後でも、後からリボ払いコースに変更できるクレジットカードもあります。
一括での返済が厳しいと感じたら、リボ払いに変更して返済負担を減らす選択も考えられるでしょう。
しかし、支払金額の中に手数料が含まれているため、支払期間が長くなるというデメリットもあります。
他にも、リボ払いを使用しすぎると、いつの間にか利用限度額を超えてしまう危険性もあります。
毎回リボ払いにしていると支払い残高が限度額を超えてしまう可能性がある
リボ払いは、金額を一定にして支払う方法のため、使いすぎてしまうといつの間にか返済金額が膨れ上がってしまいます。
リボ払いには、2種類の支払い方法があります。
- 定額方式
- 残高スライド方式
残高スライド方式の場合には、支払い残高に応じて毎月の支払金額が増減するため、残高が増えて使いすぎが分かります。
しかし定額方式の場合には残高が増えても支払金額が一定のため、使いすぎているという感覚が薄く、気づいたら支払い残高が高額になってしまったという事態にもなり得ます。
また、リボ払いの限度額を超えてしまった分は一括払いとして処理されるため、ある日気づいたら高額の支払いを迫られてしまう危険もあるのです。
クレジットカードも、限度額を超えると利用できなくなります。
リボ払いを利用する際には、毎回残高を確認しながら計画的に利用していきましょう。